油圧系流圧切換弁 XYF10-05
注意点
オーバーフローバルブは油圧制御バルブの一種で、主に油圧機器の定圧オーバーフロー、圧力安定化、システムアンロード、安全保護の役割を果たします。オーバーフローバルブの組立時や使用時に、Oリングや組み合わせたシールリングの損傷、取付ねじや配管接続部の緩みなどにより、過度の外部漏れが発生する可能性があります。
コーンバルブやメインバルブコアが過度に摩耗したり、シール面の接触が悪くなったりすると、過度の内部漏れが発生し、通常の動作に影響を与えることもあります。
定圧オーバーフロー機能: 定量ポンプの絞り調整システムでは、定量ポンプは一定の流量を提供します。システム圧力が増加すると、流量要求が減少します。このときオーバーフロー弁が開き、余剰流量がオーバーフローしてオイルタンクに戻り、オーバーフロー弁の入口圧力、つまりポンプ出口圧力が一定に保たれます(圧力変動により弁口が開く場合が多いです)。
圧力の安定化:オイルの戻り経路にオーバーフローバルブが直列に接続されており、オーバーフローバルブが背圧を発生させ、可動部の安定性を高めます。
システムのアンロード機能: オーバーフローバルブのリモートコントロールポートは、小流量のソレノイドバルブと直列に接続されています。電磁石が通電されると、オーバーフローバルブのリモコンポートがオイルタンクに接続され、このとき油圧ポンプはアンロードされます。リリーフバルブはアンロードバルブとして使用されます。
安全保護機能:システムが正常に動作している場合、バルブは閉じています。負荷が指定された制限を超えた場合(システム圧力が設定圧力を超えた場合)にのみ、過負荷保護のためにオーバーフローが開き、システム圧力が上昇しないようにします(通常、オーバーフローバルブの設定圧力は10%〜20%高くなります)システムの最大使用圧力を超えています)。